群馬出身の望郷男と、群馬県のこと知らない他国者が、勝手に書き込んでいるブログです
2017年 05月 17日
日没遭難という言葉をご存知ですか?。
そうです、登山の途中で日が暮れてしまって、帰り路に迷って遭難事故に遭うことです。
群馬男にもそれのちょっと手前の段階の経験があります。ちょっと手前だったので、今元気に生きていますけど(笑)
笑い事じゃぁねぇで、それっから俺もうんと気ぃ付けるようになったんさぁ。
上毛新聞によりますと・・・・
日没による登山者の遭難を未然に防ごうと、群馬県安中市の松井田山岳会(松坂政敏会長)などが市内の登山道脇に反射材を貼る活動を続け、一定の効果が表れている。
反射材を貼って以来、市内の日没による遭難の発生はゼロ。道しるべや木に貼った反射材にライトが当たると約100メートル先からでも反射が確認でき、ルートを外れる危険性が少なくなったからという。
反射材貼り付け
反射材の貼り付けは2年ほど前から、同会、市、安中署、安中消防署が連携して始めた。
道を間違えやすい分岐点の看板や、見えづらい曲がり角の木などに縦3センチ、横15センチほどの反射材を貼り付けた。同会によると、こうした活動は県内でも珍しいという。
こうした取り組みがあっちこっちで行われると、いいですね。
但し どんなに反射材があっちこっちにあったとしても、こちらに光源がなければ反射材は光りません。反射材は発光はしませんから。
遭難するつもりで登山をする人はいないと思いますが、万が一に備えて、登山には必ずなるべく光が遠くに届く懐中電灯を携行しましょう。中の電池のパワーも確認してください。
群馬県内の登山道を格付けするグレーディングで、同市内では旧国民宿舎をスタート地点とする裏妙義縦走と、裏妙義山の鍵沢登山口から始まる丁須岩(ちょうすいわ)が上から2番目に難しいD難度に位置付けられている。
これらの登山道で過去10年間で30件、37人の山岳遭難が発生。
そのうち、日没による遭難は6件、9人だったが、反射材を貼ってから日没による遭難は発生していない。
同会は「特に日没が早い冬場に効果を発揮しているのではないか」と推測する。
反射材はなぜ光るか
夜行性動物の目が真っ暗なところでも光りますが、あれに似た構造です。でも、普通の反射材は真っ暗なところでは光りません。
反射材は、再帰性反射という性質をもつ素材です。
再帰性反射とは、普通の反射と異なり、光がどのような方向から当たっても光源に向かってそのまま反射するように工学的に工夫した反射方法です。
その原理を考えると頭痛が痛くなると困りますから省略しますが、ちょっとした光も反射して光るのです。
だからハイキングでも登山でも、そのような反射材を身に着けていくことをお勧めします。
群馬男
群馬男がどんな経験をしたかっつうと・・・・。
あんときは、そんな無謀なことをしたわけじゃぁねぇんだけどなぁ。
2013年11月23日のことなんさぁ。
いつもブログに書くけど、おらぁ滝ぃ見ぃいくんが好きでさぁ、その時も静岡市内の滝好きの友人に誘われて、他県からもベテランの人が二人来るから、四人で行こうっつうことででかけたんさぁ。
車と自転車を乗り継いで、静岡市の北のはずれの畑薙ダムのダム湖のとこから登り始めたんだ。
この山道は電力会社が送電線のメンテナンスのために作ったプラスチックの土留めの階段を上っていったんさぁ。11月だったからそれも落ち葉に見え隠れっつう状態だったけどやまみちとしちゃぁ楽だった。
だけど最初の話よりもずいぶんなげぇ距離を上るんだなぁと思いながら、はぁ、送電鉄塔よりも上まで来ちゃったから、階段じゃぁなく普通の山道んなっちゃったんさぁ。
大分上ってっから、くたびれて一休みしながら、ベテランさんが地図ぅ見て「あれぇ、こらぁどうやら上り過ぎちゃったみたいだ」と気が付いた。
「今来たこの道もどりゃんせ」ってな具合でずいぶん戻ってきて、鉄塔が目印の正規のわき道に入ったんはもう本当は帰り道を歩く時間なんさぁ。そこからまた山道を歩いて、やっと谷のずぅっと向こうに滝が見えるとこまでついたときは秋の日は沈んで暗くなり始めるころだ。
本当はその谷を通り越して滝まで行くつもりだったが「しかたねぇ、ここで、見ったっていう写真を撮って急いで帰ろう」と写真がやっととれる明るさになってた。
そして写真を撮った。
大急ぎでカメラをしまって帰り道に着いた、戻ってきて、向こうに鉄塔が星明りの中にぼんやり見えたけど、まだここからの道は長い。所々で階段は落ち葉に隠れていた。
「これじゃぁ危ねぇから、ここらで、落ち葉を寄せ集めて野宿でもしちゃおうか」
「そうだなぁ、落ち葉をかぶって寝れば、寒くもないだろう」なんつう話をしたけど、
「ダメダメ、こんな深い山じゃ野生動物がいるから危ないよ」とベテランさん。
仕方なく下ることにした。
ところが懐中電灯を二人しかもっていなかった。それも、100円均一の安物。
でもないよりいい。
先頭に一人
「ここみぎにまがりまーす」
「ここ、崩れてるから気を付けて」
一番後ろの人が、真ん中の二人の足元を照らしてくれた。
見え隠れしている電力会社の階段を下ってようやく道路に出たときはほっとした。
今、この話題を取り上げた時、「あんときは階段のある道だったからよかったけど、獣道(けものみち)みてぇな山道を通って来たとしたら、光の弱い懐中電灯でどうなってたんべぇかと思うとなぁ、・・・・「身に毛がよだつ」っつうなぁこうゆうことだんべぇ。
階段のねぇ山道であんなことがあったときゃぁ、反射材の道しるべがありゃぁほっとするし、助かるだんべぇなぁと思ったんさぁ。
山に慣れた先輩と一緒だったから安心してたけど、あんなことになったんだから、油断大敵だ。
俺は、あれっからずいぶん気を付けるようになったと自分でも思う。
他国者
本人は無謀だと思っていない!【怒】
だから遭難するのです。
群馬男
ハイ、他国者様。十分に気ぃ付けております。これからも気ぃ付けます。
でも反射材の道しるべは役に立つと思うなぁ。
日没遭難を救おう
(773)備えあれば憂いなし だ
日没遭難という言葉をご存知ですか?。
そうです、登山の途中で日が暮れてしまって、帰り路に迷って遭難事故に遭うことです。
群馬男にもそれのちょっと手前の段階の経験があります。ちょっと手前だったので、今元気に生きていますけど(笑)
笑い事じゃぁねぇで、それっから俺もうんと気ぃ付けるようになったんさぁ。
上毛新聞によりますと・・・・
日没による登山者の遭難を未然に防ごうと、群馬県安中市の松井田山岳会(松坂政敏会長)などが市内の登山道脇に反射材を貼る活動を続け、一定の効果が表れている。
反射材を貼って以来、市内の日没による遭難の発生はゼロ。道しるべや木に貼った反射材にライトが当たると約100メートル先からでも反射が確認でき、ルートを外れる危険性が少なくなったからという。
反射材貼り付け
反射材の貼り付けは2年ほど前から、同会、市、安中署、安中消防署が連携して始めた。
道を間違えやすい分岐点の看板や、見えづらい曲がり角の木などに縦3センチ、横15センチほどの反射材を貼り付けた。同会によると、こうした活動は県内でも珍しいという。
こうした取り組みがあっちこっちで行われると、いいですね。
但し どんなに反射材があっちこっちにあったとしても、こちらに光源がなければ反射材は光りません。反射材は発光はしませんから。
遭難するつもりで登山をする人はいないと思いますが、万が一に備えて、登山には必ずなるべく光が遠くに届く懐中電灯を携行しましょう。中の電池のパワーも確認してください。
群馬県内の登山道を格付けするグレーディングで、同市内では旧国民宿舎をスタート地点とする裏妙義縦走と、裏妙義山の鍵沢登山口から始まる丁須岩(ちょうすいわ)が上から2番目に難しいD難度に位置付けられている。
これらの登山道で過去10年間で30件、37人の山岳遭難が発生。
そのうち、日没による遭難は6件、9人だったが、反射材を貼ってから日没による遭難は発生していない。
同会は「特に日没が早い冬場に効果を発揮しているのではないか」と推測する。
反射材はなぜ光るか
夜行性動物の目が真っ暗なところでも光りますが、あれに似た構造です。でも、普通の反射材は真っ暗なところでは光りません。
反射材は、再帰性反射という性質をもつ素材です。
再帰性反射とは、普通の反射と異なり、光がどのような方向から当たっても光源に向かってそのまま反射するように工学的に工夫した反射方法です。
その原理を考えると頭痛が痛くなると困りますから省略しますが、ちょっとした光も反射して光るのです。
だからハイキングでも登山でも、そのような反射材を身に着けていくことをお勧めします。
群馬男
群馬男がどんな経験をしたかっつうと・・・・。
あんときは、そんな無謀なことをしたわけじゃぁねぇんだけどなぁ。
2013年11月23日のことなんさぁ。
いつもブログに書くけど、おらぁ滝ぃ見ぃいくんが好きでさぁ、その時も静岡市内の滝好きの友人に誘われて、他県からもベテランの人が二人来るから、四人で行こうっつうことででかけたんさぁ。
車と自転車を乗り継いで、静岡市の北のはずれの畑薙ダムのダム湖のとこから登り始めたんだ。
この山道は電力会社が送電線のメンテナンスのために作ったプラスチックの土留めの階段を上っていったんさぁ。11月だったからそれも落ち葉に見え隠れっつう状態だったけどやまみちとしちゃぁ楽だった。
だけど最初の話よりもずいぶんなげぇ距離を上るんだなぁと思いながら、はぁ、送電鉄塔よりも上まで来ちゃったから、階段じゃぁなく普通の山道んなっちゃったんさぁ。
大分上ってっから、くたびれて一休みしながら、ベテランさんが地図ぅ見て「あれぇ、こらぁどうやら上り過ぎちゃったみたいだ」と気が付いた。
「今来たこの道もどりゃんせ」ってな具合でずいぶん戻ってきて、鉄塔が目印の正規のわき道に入ったんはもう本当は帰り道を歩く時間なんさぁ。そこからまた山道を歩いて、やっと谷のずぅっと向こうに滝が見えるとこまでついたときは秋の日は沈んで暗くなり始めるころだ。
本当はその谷を通り越して滝まで行くつもりだったが「しかたねぇ、ここで、見ったっていう写真を撮って急いで帰ろう」と写真がやっととれる明るさになってた。
そして写真を撮った。
大急ぎでカメラをしまって帰り道に着いた、戻ってきて、向こうに鉄塔が星明りの中にぼんやり見えたけど、まだここからの道は長い。所々で階段は落ち葉に隠れていた。
「これじゃぁ危ねぇから、ここらで、落ち葉を寄せ集めて野宿でもしちゃおうか」
「そうだなぁ、落ち葉をかぶって寝れば、寒くもないだろう」なんつう話をしたけど、
「ダメダメ、こんな深い山じゃ野生動物がいるから危ないよ」とベテランさん。
仕方なく下ることにした。
ところが懐中電灯を二人しかもっていなかった。それも、100円均一の安物。
でもないよりいい。
先頭に一人
「ここみぎにまがりまーす」
「ここ、崩れてるから気を付けて」
一番後ろの人が、真ん中の二人の足元を照らしてくれた。
見え隠れしている電力会社の階段を下ってようやく道路に出たときはほっとした。
今、この話題を取り上げた時、「あんときは階段のある道だったからよかったけど、獣道(けものみち)みてぇな山道を通って来たとしたら、光の弱い懐中電灯でどうなってたんべぇかと思うとなぁ、・・・・「身に毛がよだつ」っつうなぁこうゆうことだんべぇ。
階段のねぇ山道であんなことがあったときゃぁ、反射材の道しるべがありゃぁほっとするし、助かるだんべぇなぁと思ったんさぁ。
山に慣れた先輩と一緒だったから安心してたけど、あんなことになったんだから、油断大敵だ。
俺は、あれっからずいぶん気を付けるようになったと自分でも思う。
他国者
本人は無謀だと思っていない!【怒】
だから遭難するのです。
群馬男
ハイ、他国者様。十分に気ぃ付けております。これからも気ぃ付けます。
でも反射材の道しるべは役に立つと思うなぁ。
by gunmaotoko
| 2017-05-17 20:05
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