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群馬出身の望郷男と、群馬県のこと知らない他国者が、勝手に書き込んでいるブログです
2016年 11月 20日

粉食文化根付く群馬

(687) 群馬の食文化を支えた麺類


先日、群馬男の実家の長兄の法事のお斎の席での話。

「何でこのへんのお斎の料理にはうどんがつくんだろうかなぁ」
兄弟はじめみんなが思っていた疑問のようだった。

そこで群馬男は、
「群馬県ていうのは全国でも有数の小麦生産県なんだ。だから昔から米が食えない時でもには小麦料理で飢えをしのいできた歴史があるんだ。その名残りが、こうゆう所に出てきているんだろう」
・・・と、このブログで前に覚えた知識を偉そうに披露してやった。

みんなは、口々に「へぇぇ、群馬県はそんなに小麦のとれるとこだったのかぁ、知らなかったなぁ」
ブログの知識も役に立つことがあるとそのとき思った。

水沢うどん

群馬県で知られたうどんって言ったら。まず第一に「水沢うどん」があげられると思う。

榛名山の湧水と、小麦の大産地・群馬で育った、水沢うどんは有名だ。

伊香保温泉にほど近い、榛名山の麓にある水沢観音の門前町のような立地の街道筋には無数のうどん屋が並んでいる。
もともと水沢観音にお参りに来る善男善女の腹を満たしてきたのが始まりのようだ。

それが美味いんだそうだ。・・・・そうだけど・・・・群馬男はまだ水沢うどんを食ったことがない。
もうずいぶん前に、義弟と吹き割の滝に行った帰りに義弟の進める店に寄ろうと思ったらあいにくその日は休業日でダメ。

そして去年の五月にこのすぐ近くにある「船尾の滝」を見に行ったときは・・・


・・・滝とうどんをはかりにかけりゃ、滝がぐうーんと重くなる。っつうとこでうどんなんかすっかり忘れていた。

この町にゃぁうどん屋がこんなにある。
粉食文化根付く群馬_a0290852_1592087.png


粉食文化根付く群馬_a0290852_15261698.png



粉食文化根付く群馬_a0290852_15133118.jpgここは主につけうどん、すなわち茹でたうどんと汁が別になっている。それに好みの具をトッピングして食べる。


粉食文化根付く群馬_a0290852_15155269.jpgほかにかけうどんもありお店によってはカレーだの、私に言わせればゲテモノといったたぐいのものもある。
それは好みで注文すればよい。

今度あの近くに行ったときはぜひ食ってみたいものだ。

日本の三大うどんといえば、ここの水沢うどんと、秋田の稲庭うどん、そして四国の讃岐うどんと言われるが、個人的には、水沢うどんは食ったことがないのでなんとも言えないが。

稲庭うどんの思い出(群馬男)

以前秋田に行ったとき、駅前の地下の食堂で稲庭うどんを注文した。
細い麵に醤油仕立て麺つゆで、見た目もよく、食べてみるとあの柔らかなのど越し、すぐに虜になった。用事を済ませてその夜は秋田に一泊して翌日、帰りがけにもう一度、同じ店に行って同じものを注文した。やっぱりうまい。
店員さんに
「昨日ここで食べたうどんがおいしくて、静岡に帰る前にもう一度食べたくて、また来た」
というと、喜んでくれて、すぐに店の奥に入って、主人に話していた。
店の主人らしい人が出てきて、褒められた礼を言って、それから稲庭うどんの講義を一通り聞かされた。
でも今でもこんな画像を見ると生唾ごっくんだ。これはその店のうどん
粉食文化根付く群馬_a0290852_10233530.png


水沢うどんも、一度食べたらこんな生唾級の記憶が残るといいけど。

 
讃岐うどんの先入観念(群馬男の)

これはそれぞれの人の好みだから、どうのこうのとは言えないが、私としては、太すぎて硬すぎて、個人的には好きではない。
これが好きだという人に反論する気はないが・・・・。



他国者

群馬県人にとったらうどんはソウルフード
それなのに・・・・・残念なのは

消え行く給食のうどん… 
粉食文化根付く群馬で対応苦慮


粉食文化が根付いている群馬県の学校給食で、個包装のうどん(ゆで麺)の存在感が薄まっている。
大手業者の製造中止や国の米飯給食の推進を背景に、給食で提供された量は5年間でほぼ半減した。
群馬県学校給食会によると、2011年度に県内の学校に同給食会が提供したゆで麺は83万食だったが、年々減り続けて昨年度は45万5000食だった。 
文部科学省が09年、米飯給食を週3回から週4回に増やす目標を掲げたことも、うどんの存在感が薄れる要因となっている。

給食会は群馬の伝統食であるうどんの“復権”に向け、「業者に対して、県産小麦を使ったうどんの供給体制を整えるようお願いする」としている。

上毛新聞ニュースから



群馬男

学校給食には(群馬男の意見)

今まで学校給食でどんなうどんを出していたかは知らないが、子供ののどを考えた調理方法を取らないと子供には人気がなくなるだろう。

俺たち子供のころは、麺類のことは「めんめ」と言って「ちゅるちゅる」と食べるのが好まれた。
だから太い硬いそしてめんに味の沁みていない冷たい麺や、舌をやけどするようなうどんを提供していたとしたら、子供はすぐに嫌いになることだろう。

自称・麺食いが考える子づもに好かれるうどんは・
麺はのどを通りやすい細麺で柔らかくしかも表面がしっかりしている、伸びきったような表面が溶けているような麺はのど越しが悪い、汁は暑からず冷たからず、つけ麺は大人の食べかた、汁をかけて「ちゅるちゅる」と食べさせれば子どもたちから「お代わり!」の声も出ることだろう。

大衆レストランで、親のどんぶりから小鉢に分けてもらったラーメンを鉢のふちに唇をつけてちゅるちゅるとすする姿を見たことがありますか、あれが子どもの麺類の原点でしょう。

こんなの見たら、俺だって食いたくなくなる
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・・・・・・・・・・・

今回おきりこみは

もう、おきりこみのことが書きたくって、指先がうずうずしてるけど、おきりこみは以前にこのブログに詳しく書いたことがあるんで、今回は書かなかった。
俺の考えではお切込みは群馬の粉食文化の元祖みてぇなものだんべぇと思う。
今でも群馬の乾麺で時々作っておっかさんを思い出しながら食っている群馬男です。

他国者

群馬男の望郷・・・・・
いいな~~ 故郷のある人は・・・・




by gunmaotoko | 2016-11-20 20:00 | Comments(0)
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群馬で生まれ群馬で育った男のブログ 今は故郷を離れ遠くの町から  こよなく群馬を愛する男と、群馬を全く知らないひととのブログです。


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