群馬出身の望郷男と、群馬県のこと知らない他国者が、勝手に書き込んでいるブログです
2014年 09月 04日
県道の人
おらぁ、社会人になってっから、いや、在学中だってこの話はねぇちゃん以外の人にゃぁ話したことがなかった。
そんな大事な話ぃ今っから書くべぇと思っているとこだぃ。
今かんげぇて見るっつうとあれは片思いの初恋だったんだんべぇかなぁって思うんだ。
あ~恥ずかしい。
そんな話が二ッつもあるんだけど、それに関する相手の写真がたった一枚しかねぇんだ。
初恋が二ッつもあるっつったら、「この群馬男は浮気野郎だったんだんべぇ」なんつわれそうだけど、あんまり淡い初恋なんで、どっちがどっちともいえねぇんだ。
だから両方とも初恋なんかもしんねぇ。
今日は二ッつ書くと長くなるんで、写真がねぇ方のひとつだけにしとくけど、そのうちもうひとつも白状するべぇと思う。
俺はいつも書いてるように高崎の県立商業高校に3年通った、ど田舎に住む貧乏学生だった。
これもみんな承知のことだと思うけど、高崎から20kmばっか離れたとこに住んでいた。
通学は今のJRの前身の日本国有鉄道信越本線で通ってた。
当時通学に使える列車は一時間に一本あるか、ねぇかっつうくれぇ不便だった。
有る時学校の帰りに駅を降りるとその人が俺の前を歩いていた、同じ学校の女子部の制服だ。
あれ!、こんな方から高商ぃ通っている人もあったんだ?。と思いながらすぐあとを歩いて行くと、だんだん俺んちに近づいて、この道ぃ歩いてる人なんか、もう俺とその人しかいねぇ。
あれぇ?俺んちの集落から高商ぃ通ってるんは俺だけだった筈だし???。
俺は途中から自分ちの方に曲がったけどその人はまっつぐ歩いて行った。
県道だけどこの道はだんだん山にへぇって隣の村の集落につながる坂道だ、途中には野焼きの火葬場もある。
帰りが遅くなったときなんかおっかなかったんべぇなぁと思う。
県道から曲がってちょっと行くと、たんぼ越しに県道がよく見えるようになる。
こらぁ俺んちから見た、彼女が歩いた県道
当時はガードレールもなく、でこぼこ道だった。この先ずっと山道が続く。
俺は後を追っかけたわけでもねぇし、そのあとどこまで行ったんかしらねぇ。
登校の時は人が多いから目につかなかったけど、帰りは人が少なくなるからその人が目についたわけだ。。
その人は(なんでその人って書くかっつうと、その人は俺より一級上だった。先輩だ)。
同じ学校に通ってたっつうことだ。。
身長は170cmくれぇあったかすらっとした人だった。
その後は、無意識のうちに帰りにゃぁその人を探していたんだんべぇと思うけど、何度となくその人とおんなじ汽車から降りて、途中までおんなじ道を歩いた。
俺のうちから300mくれぇ先にその県道はあって、たんぼ越しにうちからもよくめぇたっつうこたぁ、むこうも俺が、うちの玄関にへぇるとこだってめぇたはずだ。
県道から見た俺んち、左から二つ目が母屋、左は作業小屋、今はもうこの風景はないない。
意識し始めるとやたら気になるもんだ。
今の俺だったら声ぇかけて、場合によっちゃぁ「うちぃ寄って一休みして行けやぁ」なんて誘うと思うけど、当時純粋無垢でうぶな少年だった俺は、つい声をかけらんなかった。
俺のねぇちゃんも俺が一年の時の一年間だけはおんなじ汽車で高碕の高校ぃ通ったから、その人のことは見ていた。
有る時ねぇちゃんが
「めぇの(前の)県道とおって高商ぃ通ってる女の人がいるん知ってるぅ?」っていうんだ。
「うん、知ってるよぉ、おれより一級上の人だ」
「なんつう人だかしってるぅ?」
「知らねぇよ、おらぁ話もしたこたぁねぇもの」
「背のでっけぇ人だなぁ、おめぇくれぇあるだんべぇ」(当時兄弟の間ではこんな言葉だった)
「うん、背のでっけぇんは知ってるけど、おらぁ正面から顔を見たこともねぇやぃ」
そんな話しぃしたときは、きっとおらぁ真っ赤な顔をしていたんべぇと思う。
2年間そんなことが続いて、彼女は卒業して、県道を通らなくなった。
淡ーい片思いだったんかなぁ??。
他国者
純情な群馬男の青春時代
『初恋の味~カルピス』
群馬男のこのような話の後では 何も書けません。
ごちそうさま~~
群馬男
こうゆうんを初恋っつうんだんべぇか。だって顔だってよく見てねぇし、話しもしたこともねぇし。たぶん人見(地名)の人だんべぇと思うくれぇしかしらねぇんだでぇ。
あの人がその人見っつう集落の人だとしたら、駅から片道2kmあるその半分は坂道だ、それをまいんち通ったんだから丈夫な人だったんだんべぇなぁ。
もう一つのエピソードは、顔も知ってる写真もあるやっぱり高崎商業の一つ先輩です。
この人の方がもっとどきどきしたなぁ。俺って浮気者かなぁ・・・・??。
他国者
そうだんべぇ
これって初恋かぁ?
(295)純真無垢な群馬男の初恋??
県道の人
おらぁ、社会人になってっから、いや、在学中だってこの話はねぇちゃん以外の人にゃぁ話したことがなかった。
そんな大事な話ぃ今っから書くべぇと思っているとこだぃ。
今かんげぇて見るっつうとあれは片思いの初恋だったんだんべぇかなぁって思うんだ。
あ~恥ずかしい。
そんな話が二ッつもあるんだけど、それに関する相手の写真がたった一枚しかねぇんだ。
初恋が二ッつもあるっつったら、「この群馬男は浮気野郎だったんだんべぇ」なんつわれそうだけど、あんまり淡い初恋なんで、どっちがどっちともいえねぇんだ。
だから両方とも初恋なんかもしんねぇ。
今日は二ッつ書くと長くなるんで、写真がねぇ方のひとつだけにしとくけど、そのうちもうひとつも白状するべぇと思う。
俺はいつも書いてるように高崎の県立商業高校に3年通った、ど田舎に住む貧乏学生だった。
これもみんな承知のことだと思うけど、高崎から20kmばっか離れたとこに住んでいた。
通学は今のJRの前身の日本国有鉄道信越本線で通ってた。
当時通学に使える列車は一時間に一本あるか、ねぇかっつうくれぇ不便だった。
有る時学校の帰りに駅を降りるとその人が俺の前を歩いていた、同じ学校の女子部の制服だ。
あれ!、こんな方から高商ぃ通っている人もあったんだ?。と思いながらすぐあとを歩いて行くと、だんだん俺んちに近づいて、この道ぃ歩いてる人なんか、もう俺とその人しかいねぇ。
あれぇ?俺んちの集落から高商ぃ通ってるんは俺だけだった筈だし???。
俺は途中から自分ちの方に曲がったけどその人はまっつぐ歩いて行った。
県道だけどこの道はだんだん山にへぇって隣の村の集落につながる坂道だ、途中には野焼きの火葬場もある。
帰りが遅くなったときなんかおっかなかったんべぇなぁと思う。
県道から曲がってちょっと行くと、たんぼ越しに県道がよく見えるようになる。
こらぁ俺んちから見た、彼女が歩いた県道
当時はガードレールもなく、でこぼこ道だった。この先ずっと山道が続く。
俺は後を追っかけたわけでもねぇし、そのあとどこまで行ったんかしらねぇ。
登校の時は人が多いから目につかなかったけど、帰りは人が少なくなるからその人が目についたわけだ。。
その人は(なんでその人って書くかっつうと、その人は俺より一級上だった。先輩だ)。
同じ学校に通ってたっつうことだ。。
身長は170cmくれぇあったかすらっとした人だった。
その後は、無意識のうちに帰りにゃぁその人を探していたんだんべぇと思うけど、何度となくその人とおんなじ汽車から降りて、途中までおんなじ道を歩いた。
俺のうちから300mくれぇ先にその県道はあって、たんぼ越しにうちからもよくめぇたっつうこたぁ、むこうも俺が、うちの玄関にへぇるとこだってめぇたはずだ。
県道から見た俺んち、左から二つ目が母屋、左は作業小屋、今はもうこの風景はないない。
意識し始めるとやたら気になるもんだ。
今の俺だったら声ぇかけて、場合によっちゃぁ「うちぃ寄って一休みして行けやぁ」なんて誘うと思うけど、当時純粋無垢でうぶな少年だった俺は、つい声をかけらんなかった。
俺のねぇちゃんも俺が一年の時の一年間だけはおんなじ汽車で高碕の高校ぃ通ったから、その人のことは見ていた。
有る時ねぇちゃんが
「めぇの(前の)県道とおって高商ぃ通ってる女の人がいるん知ってるぅ?」っていうんだ。
「うん、知ってるよぉ、おれより一級上の人だ」
「なんつう人だかしってるぅ?」
「知らねぇよ、おらぁ話もしたこたぁねぇもの」
「背のでっけぇ人だなぁ、おめぇくれぇあるだんべぇ」(当時兄弟の間ではこんな言葉だった)
「うん、背のでっけぇんは知ってるけど、おらぁ正面から顔を見たこともねぇやぃ」
そんな話しぃしたときは、きっとおらぁ真っ赤な顔をしていたんべぇと思う。
2年間そんなことが続いて、彼女は卒業して、県道を通らなくなった。
淡ーい片思いだったんかなぁ??。
他国者
純情な群馬男の青春時代
群馬男のこのような話の後では 何も書けません。
ごちそうさま~~
群馬男
こうゆうんを初恋っつうんだんべぇか。だって顔だってよく見てねぇし、話しもしたこともねぇし。たぶん人見(地名)の人だんべぇと思うくれぇしかしらねぇんだでぇ。
あの人がその人見っつう集落の人だとしたら、駅から片道2kmあるその半分は坂道だ、それをまいんち通ったんだから丈夫な人だったんだんべぇなぁ。
もう一つのエピソードは、顔も知ってる写真もあるやっぱり高崎商業の一つ先輩です。
この人の方がもっとどきどきしたなぁ。俺って浮気者かなぁ・・・・??。
他国者
そうだんべぇ
by gunmaotoko
| 2014-09-04 19:00
| 望郷
|
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