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群馬出身の望郷男と、群馬県のこと知らない他国者が、勝手に書き込んでいるブログです
2013年 12月 11日

群馬男とやめぇも(自然薯)

(161)群馬男とやまいも(自然薯)の思い出


群馬男とやめぇも(自然薯)_a0290852_927235.jpg
昨日とろろを食ったとき思い出した事がある。

俺んちのむこうやまにゃぁやまいも(自然薯のことで、おれたちゃぁやめぇもって言っていた)がうんと自生していた。
やめぇもっつんなぁ、長芋だのヤマトイモ、手いもなんかたぁちがう、俺が知ってる中じゃぁ一番粘りが強くって、独特の土の香りがして一番うめぇ。
山に自生する天然のやめぇもは、葉っぱがくっついてるうちゃぁどこにあるかすぐわかるけど、葉っぱが緑色をしているちゃぁ芋を掘ってもやらっこ過ぎて(やわらかすぎて)粘りも弱くってうんまくねぇ。
一番うんまく(美味しく)なるんなぁ、霜が降りて、葉っぱが枯れ落ちて、空っ風で蔓まで飛んじゃった1月~2月頃に掘ったものだ。

だけど、そのころ迄待ってると蔓もなくなっちゃうから、どこに芋があるかわかんねぇし、誰かに掘られちゃうんだ。
こらぁはえぇもんがち(早い者勝ち)だからな。だからってあんまり早く掘るとまだ芋が実ってねぇからうんまくねぇ。

そこでだ・・・・
秋、葉っぱが落ちるころに山ぃいって蔓を見つけたら、蔓を切って遠くの方へぶちゃっちゃう(捨てちゃう)んだ。
そのまんまじゃぁ、自分でも芋がどこにあるか解んなくなっちゃうだんべぇ。
そんなときにゃぁ、麦を持っていくんだ。
その芋のあるとこぃ麦ぃ一つまみ蒔いとくんだぃ。

そうすると他人にゃぁわかんねぇけどちょうどやめぇもが食いごろになるころにゃぁ麦が伸びてきて場所をおせぇて(教えて)くれるっつうわけだ。
そうして掘るとこんないいのが掘れる。
群馬男とやめぇも(自然薯)_a0290852_2281624.jpg


だけど、俺に言わせると、この写真の芋はまだ葉っぱのあるうちに掘ったもののようだ。
芋の先端(左の方)が白っぽい、これはまだ成長する途中で、味も粘りもいまいちと思う。
成長しきると、全部本体と同じような色になる、そうなるとうんめぇ・・・・おぉ!よだれが・・・。

これぇ掘る突き鍬つうなぁ柄が5尺もあるような長ぇもので120cmくれぇある芋を掘ることもある。

静岡の山芋掘りは、タケノコを掘るような鍬を使うようだが、それだと穴がやたらでっかくなってみっともねぇ。
おれんちのほうじゃぁ、やめぇもを掘りぃいくときゃぁ、突き鍬と鎌と入れ物、懐中電灯くれぇしか持ってかなかった。

突き鍬一本で150cmくれぇの穴ぁ掘って、1m以上もあるようなのを無傷で掘り当てたときゃぁ、嬉しくって涎が出るぜ。
それでも穴の直径はせいぜい30cmくれぇだった。

山芋掘りのエチケットは、掘ったあと、掘った土とそこらの落ち葉で穴を埋めて掘った芋の上の方20cmくれぇのところをその土に埋めといてやるんだ。
おれんちのほうじゃぁこれを「アンズ」って言って、春んなるとこれから芽が出て2~3年後にゃぁまたやめぇもんなるんだ。

群馬男とやめぇも(自然薯)_a0290852_2284978.jpg

ここで すご技キュー!!

山芋をすりおろして手がかゆくなるを防ぐ

とろろを作る時は手が、食べるときは口の周りがかゆくなることがあります。
ヤマイモには里芋と同じくしゅう酸カルシウムの針状結晶が含まれていて、手に刺さると粘質物と共に強いかゆみを起こします。イモの周辺部・外側に多く含まれています。
特に、自然薯はそれが強いようだ。それを防ぐには・・・ 
 シュウ酸カルシウムの結晶は酸に弱く溶解するので、皮をむいた後で酢水に漬けたり、酢水で手を洗うとかゆみを防げます。レモン水でもかゆみが取れるようです。

こんなことを書いてるだけで食いたくなってくる。俺はこんなとろろ好男なんだ。

群馬男とやめぇも(自然薯)_a0290852_22102222.jpgとろろ 喰いてえぇ



多国者

群馬男とやめぇも(自然薯)_a0290852_2211479.jpgな~るほど

自然薯・山芋・長芋とは、違います。大和芋です!

群馬県産大和芋。
群馬県太田市(旧尾島町)は、大和芋の栽培面積日本一を誇り、大和芋の産地として有名です。

手間暇かけて栽培した大和芋は、風味・食感・粘りが違います。


大和芋は消化の良い驚異のエネルギー野菜です 
「やまと芋」は中国が原産とされ、昔からある食べ物で、漢方では滋養強壮剤として活用され、消化にも優れたスタミナ食として書かれています。

消化が良く他の食物の消化も助けるやまと芋は滋養強壮・病後の回復食に使われ、虚弱体質、食欲不振、せき、皮膚の乾燥などには、火を通して常食すると効果的
 と言われ、薬膳では糖尿病によいとされています。
生で食べられる唯一の芋、消化の良い驚異のエネルギー野菜です。

やまと芋の栄養と効能 
 
やまと芋には多くの健康に良い成分が含まれています。でんぷん分解酵素「アミラーゼ」が一緒に食べるお米や
麦の消化を助け、粘りの元の「ムチン」が胃の粘膜を保護します。
また、豊富なビタミンを含み、植物繊維やカリウムが高血圧の予防や便秘の解消に効果があるといわれており、
まさに健康の源といえます。

ところで・・・・
大和芋と自然薯の違いって判りますか? → 参考サイト

こんなサイトも → 実家の芋は

群馬男

おらぁ静岡ぃ来てっからも、やめぇもを掘りぃいった。
俺んちから、安倍川ぁ越して向こう側に徳願寺山っつう山があるんだ、その山で1mの大物を掘ったことがあったし、あるときゃぁ、朝まだ暗いうちに出かけで、あの天下の名勝日本平の山の中腹で、やめぇもを掘ってうちぃ帰ってきて、とろろを作って食ってから会社に行ったこともあった。(遅刻なんかしねぇよ)
若きゃぁこらぁ俺はまめったかった(これ静岡弁)。


このブログも面白そうだ  → ここ

多国者

やめぇも喰いたい。と言う群馬男の声が聞こえてきそう。

それにしても やめぇも 笑えます!



 ↑ やめぇもはこんな色かな?
by gunmaotoko | 2013-12-11 00:00 | Comments(0)
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群馬で生まれ群馬で育った男のブログ 今は故郷を離れ遠くの町から  こよなく群馬を愛する男と、群馬を全く知らないひととのブログです。


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