群馬出身の望郷男と、群馬県のこと知らない他国者が、勝手に書き込んでいるブログです
2013年 07月 25日
日本政府が23日環太平洋連携協定(TPP)交渉会合に初参加したという。
群馬のこんにゃく農家が悲鳴!
群馬のこんにゃく農家の方が「TPPに入っちゃうと、こんにゃくが日本のものじゃなくなっちゃう気がします」などと話した。群馬県はこんにゃく芋の国内生産の9割を占めているが、国産のこんにゃくの値段は1キロ・2120円。海外産は完全がかからない場合1キロ・917円と、国内産のこんにゃくは値段で太刀打ちできなくなってしまう。
蒟蒻と TPP
TPPと言われても????
今、日本のコンニャク芋生産者のことが気になっています。何故かといえば、農産物の関税率が引き下げられれば‥・・・
「そうだね、コンニャクには1706%もの関税率がかかっているのだから」
でも、実は、それは必ずしも正しくはないのです。何故
1700%という数値だけが一人歩きしていますね。こんにゃく「いも」を丸ごと輸入ならそうですが、実際は「粉末」で輸入しているので事実上の関税はその1/5程度です。
コンニャクを食用にしている国は? 日本、中国、ミャンマー、韓国という国らしいそうで‥つまり、アメリカなどはコンニャクを生産していないので、コンニャクについて煩く言われることがないということでしょうか?
群馬男
ちょっとまったぁ~~!!
昔、蒟蒻ぅ作ってた百姓の倅として、見過ごすことが出来ねぇ、ことだから、割り込むでぇ。
蒟蒻は芋になるまで3年かかるって世間じゃ言われてるけんど、それだけ聞くと、蒟蒻の子芋を植えて3年待ちゃぁ(待てば)でっけぇ蒟蒻玉んなるみちょうだけんど、そんなわけにゃぁいかねぇんだ。
ただ植えっぱなしじゃぁねぇんだぃ。
蒟蒻は、小さな小芋を春に植え付けて、秋んなって、霜が降りるめぇに丁寧に掘りり上げるんだ、それも、鍬の先でちょっとでも傷ぅつけたら、その小芋はもうだめ、その傷から腐っちゃうんだ。
掘り上げた芋はそぉっと傷つけねぇ様にしみねぇ(凍らせねぇ)ようにして家ん中で冬を越して、春にまた植え付けて、秋にまた掘り上げて家ん中で冬ぅ越して、春にまた植え付けるんだい。そうして秋になってよく育った奴だけを収穫してやっと出荷するっつうわけで、そのあいだに異常気象でとんでもねぇ時に霜でも降りたら、全滅っつうことだってあるんだい。
百姓の人達ゃぁこんな苦労して、こんにゃく芋を作ってるっつうことを、知っておいてもらいてぇんだぃ。
だから、蒟蒻は栄養がねぇなんつう言葉で簡単に片づけねぇで、体にいい食品なんだでぇ。
昔っから「こんにゃくは〇〇の砂払い」なんて言われて、からだん中を綺麗にしてくれるんだぃ。
国内で一番コンニャク芋を栽培している地域は?
これはよく知られているとおり、全国の約9割が群馬県で作られているのだ、とか。
「そうそう、思い出した。歴代総理を数多く輩出している県だ!」
群馬県から福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三、福田康夫の各元首相を輩出している。
で、農家の方は言うのです。コンニャク芋に1706%の関税がかかっているなんて昔の話だ・・・と。
「昔の話?」
何でも1980年代には、そういうこともあったが、今はそんなことはなく、場合によっては、国内のコンニャク芋の方が、海外の芋よりも安くなる場合のあるのだ、とか。
「どうしてそんなことになるの?」
参考資料から
なんでも、コンニャク芋は、価格に応じて関税がかかるのではなく、輸入する重量に応じて関税がかかり‥そして、税率が2段階に分かれている。
第一次税率(267トン以内)は40%、第二次税率は、2796円/kgがかかっており、要するに、通常問題にする第二次税率は、そもそも1706%という数値が決められているのではなく、ある時点の海外のコンニャク芋の価格(/kg)に対し、2796円が何パーセントになるかという、逆算で出てくるものだからというのです。
ということで、海外のコンニャク芋が高くなればなるほど、コンニャク芋の関税率は低くなるということであり、1706%もの高い関税をかけてコンニャク農家を保護するのは如何なものか、という論調は正確を欠いたものだというのです。
説明聞いても わからないこんにゃくとTPPです。
一息ついて~~
さすが 群馬
群馬の名産こんにゃくについてとことん学べるのが、ヨコオデイリーフーズ運営のこんにゃく博物館。
博物館では → イベントあり
群馬男
俺にゆわせりゃぁ(言わせれば)、仮に自分の懐だけをかんげぇりゃぁ、TPPに加盟して関税撤廃して工業製品の輸出を増やして景気ぃよくすりゃぁ、国家財政が潤う、そうすりゃあ、年金生活者も恩恵にあずかることもできるだんべぇから、いいことばっかみちょうだけんど。
・・・だけんどだ!。
それによってまず農業が衰退する、国土は荒れ放題になる。食品は輸入した方が安いなんつって、何がへぇってるかわかんねぇ様なものを、食わされたら国民はどうなるんだ。
こりゃぁ、蒟蒻農家だけの問題じゃァねぇと思うんだい。
大きな企業に農業をやらせればいいと言ったって、中山間地で、大企業が百姓をやると思うかぃ?。
国家を、国土を、国民を滅ぼすことになりかねないTPPにはどうしても賛成できねぇんだ。
このブログには、政治、思想、宗教のことは書かないつもりでしたが、このことだけは書かせてもらいました。
お読みになって、ご意見などありましたら、、真面目にお受けいたします。コメント欄にどうぞ。
書いてるといらいらしてくるからもうやめる。
他国者
いいではないですか。
群馬男の故郷の特産品のこんにゃくの死活問題です。
蒟蒻だけの問題じゃァねぇんだでぇ
他国者
参考まで・・・ 【クリック】
上州弁なんだんべぇ講座 その6
文中に「芋はそぉっと傷つけねぇ様にしみねぇ(凍らせねぇ)ようにして・・・」とあるがこのしみるは、国語の辞書には「寒さが厳しくて身内にこたえる」とあるが、ここで言うしみるは、凍ることだ。
それも冷凍庫で凍らせるのと違い、自然の寒さでじんわり冷やされて凍るイメージに使う。
気が付いたら凍って腐っている。ってな感じかな。
たとえばコンニャクイモは群馬県の気候では自然に放置すると寒さのために腐ってしまう。
こんな様子を「しみるという。
サトイモもサツマイモも同じように厳しい寒さに弱い。
そこでサツマイモは畑にその深さは2mもある穴を掘って根を付けたまま埋めて麦藁を丸めて筒にした煙突を立てて、厚く土をかけて春先まで保存した。
雪が降るとまず芋穴の上の除雪を優先してのを思い出す。
群馬のこんにゃく
(98)こんにゃくとTPP
日本政府が23日環太平洋連携協定(TPP)交渉会合に初参加したという。
群馬のこんにゃく農家が悲鳴!
群馬のこんにゃく農家の方が「TPPに入っちゃうと、こんにゃくが日本のものじゃなくなっちゃう気がします」などと話した。群馬県はこんにゃく芋の国内生産の9割を占めているが、国産のこんにゃくの値段は1キロ・2120円。海外産は完全がかからない場合1キロ・917円と、国内産のこんにゃくは値段で太刀打ちできなくなってしまう。
蒟蒻と TPP
TPPと言われても????
今、日本のコンニャク芋生産者のことが気になっています。何故かといえば、農産物の関税率が引き下げられれば‥・・・
「そうだね、コンニャクには1706%もの関税率がかかっているのだから」
でも、実は、それは必ずしも正しくはないのです。何故
1700%という数値だけが一人歩きしていますね。こんにゃく「いも」を丸ごと輸入ならそうですが、実際は「粉末」で輸入しているので事実上の関税はその1/5程度です。
コンニャクを食用にしている国は? 日本、中国、ミャンマー、韓国という国らしいそうで‥つまり、アメリカなどはコンニャクを生産していないので、コンニャクについて煩く言われることがないということでしょうか?
群馬男
ちょっとまったぁ~~!!
昔、蒟蒻ぅ作ってた百姓の倅として、見過ごすことが出来ねぇ、ことだから、割り込むでぇ。
蒟蒻は芋になるまで3年かかるって世間じゃ言われてるけんど、それだけ聞くと、蒟蒻の子芋を植えて3年待ちゃぁ(待てば)でっけぇ蒟蒻玉んなるみちょうだけんど、そんなわけにゃぁいかねぇんだ。
ただ植えっぱなしじゃぁねぇんだぃ。
蒟蒻は、小さな小芋を春に植え付けて、秋んなって、霜が降りるめぇに丁寧に掘りり上げるんだ、それも、鍬の先でちょっとでも傷ぅつけたら、その小芋はもうだめ、その傷から腐っちゃうんだ。
掘り上げた芋はそぉっと傷つけねぇ様にしみねぇ(凍らせねぇ)ようにして家ん中で冬を越して、春にまた植え付けて、秋にまた掘り上げて家ん中で冬ぅ越して、春にまた植え付けるんだい。そうして秋になってよく育った奴だけを収穫してやっと出荷するっつうわけで、そのあいだに異常気象でとんでもねぇ時に霜でも降りたら、全滅っつうことだってあるんだい。
百姓の人達ゃぁこんな苦労して、こんにゃく芋を作ってるっつうことを、知っておいてもらいてぇんだぃ。
だから、蒟蒻は栄養がねぇなんつう言葉で簡単に片づけねぇで、体にいい食品なんだでぇ。
昔っから「こんにゃくは〇〇の砂払い」なんて言われて、からだん中を綺麗にしてくれるんだぃ。
国内で一番コンニャク芋を栽培している地域は?
これはよく知られているとおり、全国の約9割が群馬県で作られているのだ、とか。
「そうそう、思い出した。歴代総理を数多く輩出している県だ!」
群馬県から福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三、福田康夫の各元首相を輩出している。
で、農家の方は言うのです。コンニャク芋に1706%の関税がかかっているなんて昔の話だ・・・と。
「昔の話?」
何でも1980年代には、そういうこともあったが、今はそんなことはなく、場合によっては、国内のコンニャク芋の方が、海外の芋よりも安くなる場合のあるのだ、とか。
「どうしてそんなことになるの?」
参考資料から
なんでも、コンニャク芋は、価格に応じて関税がかかるのではなく、輸入する重量に応じて関税がかかり‥そして、税率が2段階に分かれている。
第一次税率(267トン以内)は40%、第二次税率は、2796円/kgがかかっており、要するに、通常問題にする第二次税率は、そもそも1706%という数値が決められているのではなく、ある時点の海外のコンニャク芋の価格(/kg)に対し、2796円が何パーセントになるかという、逆算で出てくるものだからというのです。
ということで、海外のコンニャク芋が高くなればなるほど、コンニャク芋の関税率は低くなるということであり、1706%もの高い関税をかけてコンニャク農家を保護するのは如何なものか、という論調は正確を欠いたものだというのです。
説明聞いても わからないこんにゃくとTPPです。
一息ついて~~
さすが 群馬
群馬の名産こんにゃくについてとことん学べるのが、ヨコオデイリーフーズ運営のこんにゃく博物館。
博物館では → イベントあり
群馬男
俺にゆわせりゃぁ(言わせれば)、仮に自分の懐だけをかんげぇりゃぁ、TPPに加盟して関税撤廃して工業製品の輸出を増やして景気ぃよくすりゃぁ、国家財政が潤う、そうすりゃあ、年金生活者も恩恵にあずかることもできるだんべぇから、いいことばっかみちょうだけんど。
・・・だけんどだ!。
それによってまず農業が衰退する、国土は荒れ放題になる。食品は輸入した方が安いなんつって、何がへぇってるかわかんねぇ様なものを、食わされたら国民はどうなるんだ。
こりゃぁ、蒟蒻農家だけの問題じゃァねぇと思うんだい。
大きな企業に農業をやらせればいいと言ったって、中山間地で、大企業が百姓をやると思うかぃ?。
国家を、国土を、国民を滅ぼすことになりかねないTPPにはどうしても賛成できねぇんだ。
このブログには、政治、思想、宗教のことは書かないつもりでしたが、このことだけは書かせてもらいました。
お読みになって、ご意見などありましたら、、真面目にお受けいたします。コメント欄にどうぞ。
書いてるといらいらしてくるからもうやめる。
他国者
いいではないですか。
群馬男の故郷の特産品のこんにゃくの死活問題です。
蒟蒻だけの問題じゃァねぇんだでぇ
他国者
参考まで・・・ 【クリック】
上州弁なんだんべぇ講座 その6
文中に「芋はそぉっと傷つけねぇ様にしみねぇ(凍らせねぇ)ようにして・・・」とあるがこのしみるは、国語の辞書には「寒さが厳しくて身内にこたえる」とあるが、ここで言うしみるは、凍ることだ。
それも冷凍庫で凍らせるのと違い、自然の寒さでじんわり冷やされて凍るイメージに使う。
気が付いたら凍って腐っている。ってな感じかな。
たとえばコンニャクイモは群馬県の気候では自然に放置すると寒さのために腐ってしまう。
こんな様子を「しみるという。
サトイモもサツマイモも同じように厳しい寒さに弱い。
そこでサツマイモは畑にその深さは2mもある穴を掘って根を付けたまま埋めて麦藁を丸めて筒にした煙突を立てて、厚く土をかけて春先まで保存した。
雪が降るとまず芋穴の上の除雪を優先してのを思い出す。
by gunmaotoko
| 2013-07-25 00:00
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